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  信用金庫と社会貢献  

中央共同募金会発行の「DON(どん)」に掲載されました!

 

        信用金庫と社会貢献活動     元)愛知県共同募金会監事 岡崎信用金庫名誉会長 伊藤 昭治

 信用金庫は、協同組織の地域金融機関として、本来の金融業務はもとより、地域の振興や商店街の活性化をはじめ、一般住民の生活向上さらには文化の向上等にも力を注ぎ、地域社会の発展に積極的に取り組んでいます。

 信用金庫業界には、業界の顕彰制度として「信用金庫社会貢献賞」があります。これは、「地域の発展に貢献する信用金庫の真摯な経営姿勢を広くアピールし、信用金庫の存在感を一段と高めていく」ことを目的に、平成9年に創設されたものでありますが、各金庫がそれぞれ地域に根ざした地道な活動をしています。

 さて、当金庫は創業以来76年になりますが、「地元産業の発展と社会の繁栄に真心をもって奉仕する」という基本方針に沿って、社会貢献を念頭においた経営を行って参りました。

 例えば、「岡崎信用金庫資料館」があります。この建物は大正6年、地元の旧岡崎銀行本店として建設されました。赤レンガと地元産出の御影石を組み合わせ、本格的なルネッサンス様式を取り入れた重厚な建物でありますが、昭和51年に事情あって取り壊しの運命にあったのを、昭和52年に、当金庫が地域文化向上のために力を注ぐことで購入し、資料館としたものです。

 昭和57年11月の開館後は、一部に市民ギャラリーを設けて無料で市民に開放しています。最近では、毎月2千人、年間では2万5千人を超える入館者があり、しかも平成13年いっぱい出展予定者がすでに埋まっております。これも社会貢献のひとつと考えています。このほかには、夏まつり等地元のイベントへの参加や窓口での手話対応等、当金庫として出来ることから実施しています。

 歳末たすけあい運動への協賛は、昭和47年から毎年行っておりまして、本支店98ヵ店が所在する各市町村別に店舗数を勘案して金額を定めて、協力させて頂いております。金庫全体では、累積寄付総額は2億3千万円になっております。毎年、年末には支店長等が各市町村の共同募金委員会や福祉協議会へ出向き募金をしています。

 共同募金運動への協賛については、昭和22年の発足以来今日まで、社会福祉のために協力をさせて頂いております。また、職域内での共同募金にも積極的に参加しております。金額的にはささやかながら、役職員の赤い羽根に対する意識も強まっているものと自負いたしております。

 近年、大手銀行の破綻や経営統合、合併による超巨大銀行の誕生等のニュースが飛び交っております。こうした中にあって、これからの信用金庫は地域にあって、そして社会貢献をしていくことが生きる道であると肝に銘じております。今後とも、社会貢献の一環として共同募金の諸事業に協賛させて頂きたいと考えております。